新聞やテレビなどでも報道がありましたがキューバ日系移民一世の島津三一郎さん(キューバ・青年の島在住)がお亡くなりになったというお知らせが届きました。
下記アドレスで「菊田リポート キューバ・青年の島から」記事へジャンプします
http://porcuba.rojo.jp/wordpress/?p=1141
島津さんには2008年春のクバポン稲作視察ツアー時にお会いしました。
当時100歳、シャレたジャケットにサンダル履き、もらった紙巻きタバコをふかして楽しそうにおしゃべりする島津さんの姿を拝見したときのことがとても印象深く記憶に残っています。
日本を離れ、遠い中南米の島国に新天地を求めた若き島津さん。
時を経て、同じ日本から(同行した稲作専門家はさらに同じ新潟から)たびたび訪れる同郷の旅人を迎え続け、いつしか日本とキューバに生きる人びとをつなぐ架け橋のような存在になっていた島津さん。
楽しそうに日本語の歌を口ずさみ散歩をし、のんびり日々を過ごす様子はドキュメントムービー『サルサとチャンプルー Cuba/Okinawa』に残っています。
生命への感謝の気持ちを表した島津さんの日本語とスペイン語のハイブリッド名言「八百万(やおよろず)の神さまにGRACIAS!」はこの映画で語られ(記憶ちがいだったらすみません!)異なる文化を包摂する(まさにキューバの)多様性を表現しているようでした。
ありがとう島津さん。どうか安らかに…